2008.08.06

安らかに眠って下さい/過ちは繰返しませぬから

 表題の『安らかに眠って下さい/過ちは繰返しませぬから』とは、広島の平和公園にある碑文。原爆投下にともなう広島の悲劇に対して、この碑文があるわけだけど、これに関しては「主語はなんだよ?」という突っ込みが数多くある。「過ち」って何だよ、という突っ込みも大いにあるだろう。
 原爆を落として非戦闘民を何万人も虐殺した戦争犯罪を犯したのはアメリカなわけだから、日本が過ちを繰り返しませんというのはおかしいだろ、と いうのが最も一般的な突込みであろうか。 
 この場合、解釈は大きく二つに分かれると思う。ひとつは、過ちを繰り返さないのは「日本人」ないしは「世界市 民!(笑)」というもの。
 「日本人」の場合

 「日本人」は戦争という罪深いことをしてしまいました。たとえ侵略されても植民地にされても命さえあれば奴隷でも生きていれさえすれ ばよかったのに戦争なんぞをしてしまいました。もう憲法9条を守って、たとえ愛娘が北朝鮮兵にレイプされ虐殺されようとも白旗を高々と掲げて平和の歌を歌 い続けます。戦争という過ちは繰り返しません。そうすればアメリカも中国も北朝鮮も日本に核兵器などという恐ろしい兵器を使うこともきっとないでしょう。本当に恐ろしいのは日本の軍隊ですから。

 「世界市民」の場合

 日本人のみならず世界中の人が核戦争を二度と起こさないように、この碑文の前で誓ってほしいという想いが込められてい る。我々、世界人類は核兵器を使うという過ちを繰り返しません、ということかな。でも、 この解釈、本来なら無理筋だなぁ。主語を省略するのは、それが容易に了解されるから。日本人が用意した碑文の「我々」が「世界人類」とは、お釈迦様でも気づくま い。大東亜戦争の反動で「国家」を喪失したサヨクらしい発想といえばそうだ。

 やはり「日本人」、だけど意味が違うという場合

 過ちは繰り返しません、というのは、今度はアメリカに勝ってみせる、という意味(笑)「過ち」とはつまり失敗のことをさす。この場合、失敗とは負けたことだから。

 さて3つの解釈を披露しましたが、実は2番目が「正解」。広島を訪れたパール判事が、この碑文はおかしくね?過ちを犯したのはアメリカじゃ ん。と言った事から端を発して主語は誰だ、という碑文論争が巻き起こる。で、あの碑文を考えた被爆者でもある大学教授が主語は「我々」であり「世界市 民」だと言い切ったわけだ。世界市民と言われちゃうと戦争犯罪を犯したアメリカも、勝てない戦争に戦略無く突入して悲惨な敗戦を招いた日本も、これから あそこを訪れる世界中の人もすべて含むし、なんといっても碑文を考えた本人がそういっているわけだから、ということで保守派の中では燻る人はまだ多いのだが、全体的 にはおおむね議論が収束して行ったようだ。
 しかし、広島生まれのおいらは、被爆2世で天皇が大嫌いな左翼的思想をもつ友人・知人とか何人もいる。彼らの考え方に底流しているのは、天皇を 中心とする全体主義的帝国主義国家としてアジアへの侵略とかしたから最後には原爆まで落とされることになったんだ、というもの。突っ込みどころが多す ぎて眩暈がするが、そういう認識なんだ。だから被爆者だったり被爆二世だったりする彼らの怒りの矛先はアメリカにはあまり向かわない。そんな彼ら にとっての「過ち」とは天皇を中心とする当時の日本の国体だったりするわけだ。少ないサンプルで決め付けるのはよくないが、このあたりが広島の人 たちの本音という感じがすごくする。碑文を書いた雑賀忠義広島大学教授は「世界市民」という概念を発明し巧みに論争を切り抜けたが、国家という 枠組みを忌避するプロ市民というのも、この概念の発明から生まれている気がする。
 で、過ちとは戦争に負けたことだ、という解釈は面白くて保守系の人にうけると思うが、核兵器というのは少し特別な意味を持つと思う。漫画「はだしのゲン」、小説「黒い雨」、このあたりは見ておいたほうがよい。非戦闘員に対して必要以上に加害を加え人間の尊厳を奪う行為は 弾劾されるべき犯罪行為である、という認識は戦争というものへの捕らえ方や戦争の勝敗や時代の変化を超えて普遍的ではないだろか。

--------------------------------
自分も主語を考えてみよう、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.08.30

グローバリゼーション

 ここ10-15年くらい金融の世界でグローバルスタンダードなるものが押し寄せた。それは世界標準とは名ばかりでアメリカの基準やルールを諸外国に押し 付けるもので、アジアは日本も含めて90年代にこっ酷くやられてしまった。
 「そういうものは日本の国柄を破壊するもので、今こそ攘夷の心構えが必要なのだ」
 小林よしのり氏は最近の著作「平成攘夷論」では、そんなことを言っている。で、長州藩や薩摩藩にいた明治維新の英雄たちは最初は欧米への攘夷を行ってきたが惨敗。それで革命を起こして欧米に伍する国家を作り上げる方向へ方針転換。攘夷の心を忘れず「武備恭順」、つまり欧米 帝国主義国家相手に表面的には恭順の意を示しつつ武力を蓄えていったんだそうな。 それが「小攘夷」から「大攘夷」への転換だったんだそうな。
 言いたいことは分かるし一面そのとおりという部分もあるんだけど、要するに19世紀のグローバリゼーションというのは帝国主義のことで、それに適応したのが明治日本だったという雪舟先生の意見のほうが頷けてしまうな。

 だからね。

 格差はやだ、とか国内産業を保護しろ、とか公共投資を、とか郵政民営化はハゲタカへの売国だ、とかいまこそケインズ政策を、とか、右翼 国家社会主義の国士様方に多いそういうアンチグローバリズムの主張を聞くと、なんだか小攘夷派の主張に聞こえてしまうんだな、これが。 ホント、右翼の連中って天皇の好きな左翼だよな。21世紀のグローバリゼーションにもちゃんと対応しなければいけないのではないのかしらん?
 小林氏も含めて言いたいんだけど、大攘夷へ移行しませんか?本当に明治維新の英雄たちを称えるのならね。
 

--------------------------------
小林氏のように外資排除を声高に言いつつ明治維新の英雄を称えるのは、だから矛盾なわけよ、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.08.29

とりあえず合格点

 安倍改造内閣は80点。

 舛添氏を取り込んだのは、やはり英断だと思います。彼の政治家としての実績からしても厚生労働大臣というのは絶妙です。批判派の急先鋒を身内に 取り込むというのは自分が学校や会社や所属する組織に置き換えて考えれば、なかなか理屈では分かってもできることではありません。最も政府批判が集まりや すいところに批判派の急先鋒を置くという処遇も、また巧みです。安直に外務大臣とかにしなかったことも深慮が感じられる。

 自分は保守寄りなので媚中派の政治家がいること自体はどうにも気に入らないのですが、そういう彼らだからこそ敵に取り入ってパイプを作らせて情報を取る、でも肝心の外交の真髄には触らせない、というのは大人の使い方でしょう。なんとかとハサミは使いようです。

 地方分権を元知事の増田氏に、というのも、うまい手を考えたものだと感心します。

 経済政策において、上げ潮なのか財政再建なのか方向性が見えないというかアクセルとブレーキを同時に踏んでる感じのする人事なので、そこだけ減点。やはり、このあたりに関しては安倍氏、センスに乏しい感じがする。

 ブログやMixiでも低い点数をつけている人が散見されるけど、そういう人に聞きたい。どういう組閣だったら100点だったのか、自分の中に基準とか答えはあるのかな?ま、無責任に批判だけする連中は500%そういうの持ってないのが世の常。

 マスコミが相変わらず幼稚な揶揄で内閣に変なネーミングをつけて難癖をつけるネガティブキャンペーンをしているけど、世論の支持が44.2%に急増 (■改造内閣支持率44・2%、参院選後比12・5ポイント増(読売新聞 - 08月28日 21:32)) というのは世間の人も良く分かっているということか。それなのに、あんだけネガティブキャンペーンしちゃってまぁ、KY。

--------------------------------
流れが変わってきた、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.26

真オーシャンパシフィックピース

 ヽ○   原爆投下が戦争を終結させた、と言われたよ♪
  |>
  ((

 〇∧〃 
 / >  でもそんなの関係ねぇ!
 < \  そんなの関係ねぇ!

  〇/ はい!
 /|    オッパッピー!!
 />

チントンシャンテントン♪
チントンシャンテントン♪

--------------------------------
原爆投下は単なる実験+ソ連へのけん制ですから、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.22

参議院選挙ふりかえり2 侮れない民主党

 ちょっと前までブーメランとか永田メール問題とかで醜態をさらした民主党だが、小沢代表の下で生まれ変わりつつあるそうな。
 参議院選挙前に彼らのマニフェストを読んだけど、突っ込みどころが少なくよくまとまっていた。前回のものは、例えば沖縄をアジアに売り渡す(意訳)とか、よく読むとあちこちで、すごく狂ったことが書かれていた。が、今回は次元が違うほど洗練されていた(本音を隠蔽して曖昧に書いたともいえる)。財源の計算が甘く「ばら撒き行政志向」なのは相変わらずだけど。
 たくさん当選した民主党議員が地方のドブさらいを地道にやるようになったら、本当に自民党は彼らに敵わなくなるかもしれない。言ってみれば中道左派で官僚とべったり仲 良しで公共事業で景気対策をし公務員厚遇をする政党。デジャブを感じないか?
 かつて集票マシンと言われた特定郵便局系もすでに敵に回っており、地方の組織票であるゼネコン+公務員+特定郵便局+農協はいつ のまにか民主支持で固められて、かつての自民党の強みが全部民主党に流れていく。これに従来の民主党の支持団体である労組とか日教組とか在日団体とか左翼団体とか宗教 団体の立正佼成会が加わるのだ。想像するだに恐ろしい。そうなってしまえば、暴風雨のように大きな風が吹かない限り(つまり大衆の大きな浮動票がない限り)、自民党は民主党に20年くらい勝てない 時代が来るかもしれない。 投票率が低いと民主党が勝つという与野党逆転の構図が生まれるかもしれない。
 小沢氏と亀井氏が選挙協力をする絵柄をTVで見ると、しみじみ感じる。小沢氏はかつての経世会支配の自民党を復活させようとしていると。安倍自民党が戦おうとしているのは、そんな昔の自民党なんだなと思う。
 昔の自民党といえば
  ・地元に利益誘導
  ・地方利権団体が幅を利かせ大きな票田を持ち
  ・官僚支配の世の中
  ・国家社会主義的政策
 今の自民党といえば
  ・都市型政党
  ・利権団体より大企業・経団連重視
  ・官僚と敵対 官僚利権を徹底排除
  ・経済新自由主義的政策
 民主党の若手には、本当にそんな政党に居続けたいのかと聞いてみたい気がする(笑)かつて君らが批判し嫌った「自民党」が皮肉にも君らの政党で復活を遂げつつあるんだよ。脱党して「今の自民党」と大連立をするなら今だよ、なんてね。するわけないか。それはそれで政治センス無いしね。

--------------------------------
でも、まだ民主党に政権をやるわけにはいかない、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.20

参議院選挙ふりかえり1 危機管理

【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 自民大敗は「危機管理」の大失敗
 諸葛孔明は、街亭の戦いで判断ミスから魏軍に大敗したとき、股肱(ここう)の臣、馬謖(ばしょく)を軍法に照らして涙をのんで斬った。小泉前総理は、田 中真紀子外相を斬り、郵政改革反対派を除名し、刺客を放つという非情な危機管理能力を発揮した。小沢一郎民主党代表は「野党で過半数とれねば政界引退」と まさにバーニング・ブリッジス(背水の陣)で臨んだ。しかるに安倍総理は女性スキャンダルの本間正明税調会長をふくめると7人の閣僚級を庇って優しすぎさ を見せてしまった。(中略) 9月といわず早々に「製造責任」をとって“不良品回収”の内閣改造を断行すべきだ。(中略) 本当に必要なのは、上下直列の指揮情報系統の早期整備、すなわち総理直属の危機管理・意思決定機構国家安全保障会議(NSC)と内閣情報局 (JCIA)の実現であり、内閣法改正による総理非常大権、官房長官の積極調整権の確立という、すでに着手している内閣機能強化策の推進だろう。

 佐々さん、いいこというなぁ。
 先の参議院選挙に関して
 「はじめから参議院選挙に負けて抵抗勢力の力を根こそぎにする計画だった。だから自民党広報は今回不思議なくらいなにもしなかった」
 という奇妙 な陰謀論が生まれるくらい、今回の選挙は自民党広報が駄目駄目だった。世耕氏が自身の選挙に忙しくて広報活動に回れなかったことや自分のノウハウを十分に引き継いだバック アップを育ててこなかったことが敗因の一つだろう。こういうのも危機管理の一つだと思う。

--------------------------------
でも、まだ民主党に政権をやるわけにはいかない、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.19

日本のこれから

 15日の終戦記念日にNHKで「日本のこれから」という憲法9条を考える番組があった。東京ブルーリボンの会で知り合った方から電話で教えていただいたので会社で仕事をしながら、ワンセグ携帯で観てました。 先日の蕎麦屋での集会に来ていただいたソプラノ歌手の森さんが出演されるという。

 番組の終盤に森さんがしゃべっていると汚い野次で妨害する平和主義者たち。どれだけの見識があるのか知らんが吹き上がって「勉強しろ」とか怒鳴っていたおっさんがいたなぁ。ホント、平和主義者の喧嘩っ早さには呆れ るよ。それで紛争は話し合いで解決しなければならないと主張するんだから、二重の意味で呆れる。たしかに、もし日本人がみんなこんなのばかりだったら、日本 が軍隊をもつと確かにやばいかもね。ま、そんなわけはないんだけど(笑)
 命が何より大切だから他国が攻めてきたら外国に逃げればよいとか白旗をあげればよいとか。本当に最低なことを平気で言うし。9条があるから60年間、平和で居られたとか平気で言うしな。あほか、米軍がいたからでしょ。
 個人として家族の一員として地域社会の一員として会社員として。。。様々な共同体の中の一人というアイデンティティは大事なんだけど、彼ら平和主義者は、国家だけすっ飛ばしていきなり地球に行くんだな。地球ラブ国家ヘイト奴隷ピース。環境問題とか人権とか民主主義とか国際法とかグローバルに共有すべき価値観はあるし、そのためには国家エゴを超克しなければならない場面はある。しかし、国家権力や軍事力はとにかく駄目ってことになると、偏りすぎてて彼らの主張をかえって弱めることになると思うんだけどな。
 個人から同心円状に段階を踏んで様々な共同体へ意識を広げていくことで初めて地球というグローバルな概念に適切にたどり着けると思うな。途中で国家という大事な枠をすっ飛ばすと軸の弱い個人が糸の切れた凧のようにふわふわと現実から遊離していく。社会の中で身の置き場の無い人間が現実社会から遊離してオウムに吸収されたように、国家を否定して国家国民としての自己の足腰を失ったものが護憲宗教に寄り集まっていく。国益を語れない平和主義者の言葉には耳を傾ける価値はない。出演者の中では、国益の観点から9条は守るべきという東京外国語大学大学院教授の 伊勢崎氏くらいが、まともに話ができる感じだったな。あとは小林よしのり氏も言った様に主張が「SF」だから会話にもならない。
 提案だけど、平和主義者は何があっても警察に頼らないし家の鍵は開けっ放しにすると宣言してみてはどうだろう。どうせ国家権力が嫌いなんでしょ?自国民すら信じられずに他国民を信頼することはできないでしょう。憲法9条に追加で国内犯罪の取り締まりもこれを放棄するとしてはどうかしらん?

--------------------------------
平和主義者の狂った論理には呆れる、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.17

麻生太郎「とてつもない日本」

 外務大臣であり次期首相候補でもある麻生太郎議員の「とてつもない日本」を読んだ。
 日本とは何か?という答えには3つある。それはアジアのThought LeaderでありBuild-In Stabilizerであり他の諸国家との関係に上下関係を持ち込まずPeer to Peerを志向する国家であるということだ。そんな風に語る麻生氏のこの回答には非常に頷ける部分が多い。  ただ唯一難を言えば靖国神社を国営化しようという案は決して反対ではないものの「うーん」と唸ってしまうな。

 印象的だった文章を以下に引用してみる。

祖父・吉田茂は、私が幼い頃、よくこんなふうに語っていた。
「日本人のエネルギーはとてつもないものだ。日本はこれから必ずよくなる。日本はとてつもない国なのだ」-----。
私はいま、その言葉を思い出している。

反日感情が高まって、中国重慶のサッカー場で凄い騒ぎになったのとほぼ同じ時期に、谷村新司さんは上海で十万人を集めて野外コンサートをやった。エンディングで歌ったのが「昴」。観客の90パーセントが、スタンディング・オベーションをしながら、日本語で歌ったという。騒ぎを起こしたのも中国人ならば、「我は行く~」と大合唱したのも中国人である。

私は昭和十五(1940)年、戦争の始まる前年に生まれた。多くの若者から見れば「じいさん」に違いない。しかし、その年に生まれたのが、あのビートルズのジョン・レノンだと聞いたらどうだろうか。彼と私とは一ヶ月しか誕生日が違わない。不幸な亡くなり方をしたけれども、健在だったら、きっと彼はまだ新しい音楽を作っていただろう。思いっきり単純化していえば、「老人」と一口に言っても、すでに俳句や詩吟よりもロックンロールの世代になっているのだ。

日本は不況といわれ、格差が拡大したと言われながらも、相変わらず世界第二の経済大国であり、貿易収支、経常収支ともに黒字なのは先進国の中では唯一日本だけだ。しかも、犯罪発生率は最低、特許取得率は一番、外貨準備高も一番。数字で見れば日本が「とてつもない力」をもった国であることは一目瞭然である。これで将来を悲観するほうがどうかしている。かつて、あるイギリス人が「日本が不況というなら、その不況を輸出してほしいものだ」といったという。外国人から見れば、90年代の日本ですら、どこが不況なの?ということだったのである。

戦争で大負けをして国内外に多大の迷惑をかけたのに、「価値の外交」とはまた、いつから他人さまに説教するという得を身につけたのか、と・・・・・・。特に、「日本は孤立している」という人たちから、こんな反応が返ってくることだろう。それは承知している。しかし、それは鏡に映る自分を、ニセモノだ、こしらえものだと思いたがる、一種の病癖である。

 安倍首相ほどイデオロギッシュで無いぶん、素直に人をひきつける。美しい国というと、なんだか息苦しく感じる人も、こんな風にあっけらかんと自己(自国)肯定を語られると、むしろ清清しさを感じる人も多いだろう。

--------------------------------
麻生議員には大いに期待、という方は以下のバナーをポチッとお願いします。
人気blogランキング

続きを読む "麻生太郎「とてつもない日本」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«日狂組の教室