親日 「アルマゲドン」
レンタルビデオで「アルマゲドン」を借りて見た。
松田聖子がチョイ役で出てたり、ストリートで人形のたぐいを売っている男の商品が「ゴジラ」だったり、世界を救うスペースシャトル打ち上げにフランス・日本も協力してたりさりげなく細かいところなのだが、親日的なニュアンスを感じ取った。「Rising Sun」の頃とはえらい違いだ。
きっとそれはお客様としての日本市場を意識した顧客配慮なのかもしれない。大きな市場を持っていれば、人種差別や偏見などを乗り越えられるのかもしれない。資本主義の力で、経済力のある先進国はひとつになれるかも。つまり、世界平和や友愛も力関係によって成立する。
映画としての「アルマゲドン」は、期待してなかったというか、いかに駄作かを見極めて話のネタにしようという悪趣味な動機でレンタルしたのだが、これがどうしてなかなか悪くなかった。主人公の自己犠牲や親子のお涙頂戴劇、小惑星に爆弾を仕掛けるまでのどきどきはらはら。SFXなどの演出も含めて、家族で鑑賞する娯楽作品として、よくできてるなと感じた。ディープインパクトの二番煎じの企画であることを忘れれば、悪くない。
小惑星に火山活動があったりするところは、科学的においおいと思ったが。重力がほとんどないはずなのに、ブルースウィルスの涙はなぜ下に伝ったのかというつっこみは、すでにほかの人がしてるけど。
メンバーが錯乱してマシンガンを連射。宇宙ステーションで燃料補給をしてたら余所見をしてるうちに人災でステーション爆破。などなど本筋とは関係ないところで余計なピンチを演出するところがちょっとうっとうしい。パリ・上海・ニューヨークが壊滅したのにハッピーエンドで、世界はアメリカの作戦の成功を祈ってるだけとか。小惑星の接近をNASAがぎりぎりまで秘密にできるものかとか。アメリカだけで対策にあたったこと情報操作したことを国際世論は非難しなかったのかとか。
つっこみどころは多々あるが、全体としての娯楽性は損なってないでしょう。度量が広ければ楽しめる映画。
そういえば、小惑星が地球に衝突するってんでパニックという映画で「メテオ」というのがあった。子供の頃に見た覚えがある。”ニューヨーク消滅は前兆に過ぎなかった”というキャプションだったかな?アメリカとソ連(当時)が共同で核ミサイルを撃って、小惑星は木っ端微塵という解決策だった。「ディープインパクト」も「アルマゲドン」も、核ミサイルを表面にぶつけても花火にしかならないという認識は同じで、「メテオ」から「ディープインパクト」までの間に、そのレベルまでは科学的な思考も進化したようだ。
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