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2005.04.01

ヘイトスピーチとそのマインド

 人権擁護法案に関して、なかなか考えを纏める時間がない。参考になるサイトの情報までメールまでいただいちゃっているのになんだか(私信  Matsuさん、ありがとうございます。返事もできずに申しわけありません)。
 それにしても、この人権擁護法案は大きな騒ぎだが、僕は反対運動の盛り上がりのほうに違和感を感じる。その違和感は私にメールをくれたMatsuさんという方の御指摘でだいぶはっきりしてきた。まず対案がない。とにかく反対。市民集会。過剰反応。曲解とすれすれの独自解釈。とにかくサヨク的なんだ。僕のイメージではもっとフラットな立場でじっくり議論しあっていくなかで、自ずと世論が形成されていくのが望ましいのだが。それでは遅いんだ、と言われてしまいそうだが、まずは法案通過を止めよう、という点では僕も一致しているので首相官邸とか各所にメールとかは出しているのだ。しかし、対案も十分な議論もないまま絶対反対の立場に立つのは、どうにも抵抗がある。
 反対運動に異論を唱えて、対案ありますという別のまとめサイトも俺の大嫌いな民主党が、部落解放同盟と進める「人権侵害救済法」がご推薦。これはある意味、よりサヨク的風味がしていて、がっくしなんだけど。どちらかというと右巻き側の反対運動の弱点をついたサヨク系の逆襲というニュアンスを感じる。国籍条項もつけず、マスコミ規制もしないという、きな臭さをさらに推し進めた代物。というわけで、こちらの方にはもっと抵抗があって、とても組することはできない。対案を持とうという精神と、「人権」「人権侵害」を定義しようとする点だけは評価できるのだけどね。
 人権擁護法案に関して、今もっとも良心的なエントリーはここだと思う。俺はこの人がいう運動ならついて行くぞ。国籍条項もメディア規制も盛り込みつつ、間違った人権侵害追求には「それ間違っているよ」ということも追求できるようにするという点が特に素晴らしい。他にも法案の穴を埋める対案を詳細に述べている(充分かどうかは要検証ではあるが)。「人権擁護法案を考える緊急大会」というのが4月4日にあるそうだが、こういう議論をしてほしいものだ。
 そもそも誰がなんのきっかけでこの法案に着目して反対運動を仕掛けたのだろう。そういうことを考えてしまう。対抗サイトは、反対運動のまとめサイトを作る人の前歴というのに触れていた。ここを見ると良識のある人なら特定の国・民族を嫌悪・憎悪(ヘイト)するということがどういうことか感覚的に一発で分かるだろう。人気Blogランキングの政治枠では数々のヘイトサイトが圧倒的な得票数で上位を占めている。良識のある人なら引いてしまうような、ネットに集う人の中で何か嫌な傾向が生まれているような気がしてならない。脳みそお花畑の平和主義で卑屈な屈従外交を隣の国々と行うのはもちろん反対で、毅然とした付き合いが必要なのは言うまでもない。しかしヘイトを基調とした隣国観で、物事が何か良い方向に向かうだろうか?ヘイトに引きずられない・流されない理性と世界観を維持できているか自分に問い掛けてみてはどうだろう。
 例えば韓国ヘイトな人は、こちらのサイトのこのエントリーを見て頭を冷やしてみてはどう?いや僕もあの国は好きになれないけどね。呆れることや憤慨することばかりさ。でも僕は大人の保守を目指しているんだ。

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コメント

このまま人権擁護法案が通るのも困るし、特定の集団(部落民、在日、韓国、北朝鮮など)に対する憎悪が強くなりすぎるのも困るし、バランスの問題ですよね。

日韓ワールドカップや小泉訪朝以降特に朝鮮半島に対する批判は続いていて、昔から歴史問題や在日問題(民団、総連問題)に関心があった私は状況の変化を喜んでいたんですが、ここ数ヶ月のバッシングはちょっと過熱気味かなと感じます。

前にもコメント欄にかいたことがあるかもしれませんが、ネット上で初めて近隣諸国問題や歴史問題に触れた人が多くなってきたんじゃないでしょうか。転向左翼は元からの保守派より過激で攻撃的になるというのは何十年も前から言われてることですし。前からこの問題に関心があった人のほうが冷静な感じがします。何しろ韓国や中国の反日活動は今に始まったことじゃないし、在日の力がピークだった時期はだいぶ前のことです。

以前の日本には見られなかったヨーロッパ的な意味での極右が生まれつつあるのかもしれませんね。団結できればの話ですけど。

投稿: ongoro | 2005.04.03 15:46

 ongoroさん、コメントありがとうございます。
 自虐的な国家観が国を支配する期間が長かったので反動ではないかと思います。振り子のように逆に振れすぎないかという点が心配です。

投稿: Tatsu | 2005.04.03 23:38

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