2007.08.30

グローバリゼーション

 ここ10-15年くらい金融の世界でグローバルスタンダードなるものが押し寄せた。それは世界標準とは名ばかりでアメリカの基準やルールを諸外国に押し 付けるもので、アジアは日本も含めて90年代にこっ酷くやられてしまった。
 「そういうものは日本の国柄を破壊するもので、今こそ攘夷の心構えが必要なのだ」
 小林よしのり氏は最近の著作「平成攘夷論」では、そんなことを言っている。で、長州藩や薩摩藩にいた明治維新の英雄たちは最初は欧米への攘夷を行ってきたが惨敗。それで革命を起こして欧米に伍する国家を作り上げる方向へ方針転換。攘夷の心を忘れず「武備恭順」、つまり欧米 帝国主義国家相手に表面的には恭順の意を示しつつ武力を蓄えていったんだそうな。 それが「小攘夷」から「大攘夷」への転換だったんだそうな。
 言いたいことは分かるし一面そのとおりという部分もあるんだけど、要するに19世紀のグローバリゼーションというのは帝国主義のことで、それに適応したのが明治日本だったという雪舟先生の意見のほうが頷けてしまうな。

 だからね。

 格差はやだ、とか国内産業を保護しろ、とか公共投資を、とか郵政民営化はハゲタカへの売国だ、とかいまこそケインズ政策を、とか、右翼 国家社会主義の国士様方に多いそういうアンチグローバリズムの主張を聞くと、なんだか小攘夷派の主張に聞こえてしまうんだな、これが。 ホント、右翼の連中って天皇の好きな左翼だよな。21世紀のグローバリゼーションにもちゃんと対応しなければいけないのではないのかしらん?
 小林氏も含めて言いたいんだけど、大攘夷へ移行しませんか?本当に明治維新の英雄たちを称えるのならね。
 

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2007.08.22

参議院選挙ふりかえり2 侮れない民主党

 ちょっと前までブーメランとか永田メール問題とかで醜態をさらした民主党だが、小沢代表の下で生まれ変わりつつあるそうな。
 参議院選挙前に彼らのマニフェストを読んだけど、突っ込みどころが少なくよくまとまっていた。前回のものは、例えば沖縄をアジアに売り渡す(意訳)とか、よく読むとあちこちで、すごく狂ったことが書かれていた。が、今回は次元が違うほど洗練されていた(本音を隠蔽して曖昧に書いたともいえる)。財源の計算が甘く「ばら撒き行政志向」なのは相変わらずだけど。
 たくさん当選した民主党議員が地方のドブさらいを地道にやるようになったら、本当に自民党は彼らに敵わなくなるかもしれない。言ってみれば中道左派で官僚とべったり仲 良しで公共事業で景気対策をし公務員厚遇をする政党。デジャブを感じないか?
 かつて集票マシンと言われた特定郵便局系もすでに敵に回っており、地方の組織票であるゼネコン+公務員+特定郵便局+農協はいつ のまにか民主支持で固められて、かつての自民党の強みが全部民主党に流れていく。これに従来の民主党の支持団体である労組とか日教組とか在日団体とか左翼団体とか宗教 団体の立正佼成会が加わるのだ。想像するだに恐ろしい。そうなってしまえば、暴風雨のように大きな風が吹かない限り(つまり大衆の大きな浮動票がない限り)、自民党は民主党に20年くらい勝てない 時代が来るかもしれない。 投票率が低いと民主党が勝つという与野党逆転の構図が生まれるかもしれない。
 小沢氏と亀井氏が選挙協力をする絵柄をTVで見ると、しみじみ感じる。小沢氏はかつての経世会支配の自民党を復活させようとしていると。安倍自民党が戦おうとしているのは、そんな昔の自民党なんだなと思う。
 昔の自民党といえば
  ・地元に利益誘導
  ・地方利権団体が幅を利かせ大きな票田を持ち
  ・官僚支配の世の中
  ・国家社会主義的政策
 今の自民党といえば
  ・都市型政党
  ・利権団体より大企業・経団連重視
  ・官僚と敵対 官僚利権を徹底排除
  ・経済新自由主義的政策
 民主党の若手には、本当にそんな政党に居続けたいのかと聞いてみたい気がする(笑)かつて君らが批判し嫌った「自民党」が皮肉にも君らの政党で復活を遂げつつあるんだよ。脱党して「今の自民党」と大連立をするなら今だよ、なんてね。するわけないか。それはそれで政治センス無いしね。

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2007.08.20

参議院選挙ふりかえり1 危機管理

【正論】初代内閣安全保障室長・佐々淳行 自民大敗は「危機管理」の大失敗
 諸葛孔明は、街亭の戦いで判断ミスから魏軍に大敗したとき、股肱(ここう)の臣、馬謖(ばしょく)を軍法に照らして涙をのんで斬った。小泉前総理は、田 中真紀子外相を斬り、郵政改革反対派を除名し、刺客を放つという非情な危機管理能力を発揮した。小沢一郎民主党代表は「野党で過半数とれねば政界引退」と まさにバーニング・ブリッジス(背水の陣)で臨んだ。しかるに安倍総理は女性スキャンダルの本間正明税調会長をふくめると7人の閣僚級を庇って優しすぎさ を見せてしまった。(中略) 9月といわず早々に「製造責任」をとって“不良品回収”の内閣改造を断行すべきだ。(中略) 本当に必要なのは、上下直列の指揮情報系統の早期整備、すなわち総理直属の危機管理・意思決定機構国家安全保障会議(NSC)と内閣情報局 (JCIA)の実現であり、内閣法改正による総理非常大権、官房長官の積極調整権の確立という、すでに着手している内閣機能強化策の推進だろう。

 佐々さん、いいこというなぁ。
 先の参議院選挙に関して
 「はじめから参議院選挙に負けて抵抗勢力の力を根こそぎにする計画だった。だから自民党広報は今回不思議なくらいなにもしなかった」
 という奇妙 な陰謀論が生まれるくらい、今回の選挙は自民党広報が駄目駄目だった。世耕氏が自身の選挙に忙しくて広報活動に回れなかったことや自分のノウハウを十分に引き継いだバック アップを育ててこなかったことが敗因の一つだろう。こういうのも危機管理の一つだと思う。

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2007.05.15

日狂組の教室

マンガ日狂組の教室

 「嫌韓流」を出版した晋遊舎がまたしても快作(問題作?)を世に問うてます。
 以前にこのブログでも左翼教師が子供をマインドコントロールして卒業式をボイコットしたり校長がそうした問題で自殺したりという問題を書籍の紹介と共に取り上げたことがあります。学校教職員の実質的な労働組合である日教組「日本教職員組合」は、保守の側からは俗に北朝鮮の主体思想を理想とし伝統を破壊して国家解体を目指す左翼集団であるとよく言われてます。正確にかつ中立的に言うと、日教組にはそういう性向をもった構成員が少なくない集団であり全体的にも左翼的な思想傾向は非常に強いということです。そういうことは、この手の問題に興味が薄い世間一般の人でも多少なりとも耳にしたことがあるかと思います。
 なかなかニュース等では取り上げられないのですが、その日教組の問題に正面から切り込んで彼らの実態を白日の下に晒し挙げてます。漫画なので読みやすく、この手の問題に詳しくない人に網羅的に把握してもらえるように作られてあります。主張の内容は例えて言えば時速160キロの直球です。つまり遠慮会釈なく問題にずばり直言です。
 もちろん漫画としての作家性・作品性には極めて乏しく、ストーリー仕立てながらあくまで絵解きであり「漫画」としての勧善懲悪で単純な話にまとめてある分、キャラクター設定や主張に乱暴なところもあります。今日の教育環境の荒廃をすべて彼らの活動が元凶であるとするところなんかがそうですね。概ね当たっていると僕個人は思うのですけどね(笑)
 いずれにしても必読。保守系の書籍や雑誌等に目を通している人からすれば目新しい情報や主張はありませんが、こういう啓蒙的な試みに支持を表明するために身銭を切ることが大事だと思います。

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2007.04.18

東国原知事 株は上昇中(in 俺)

もう3月半ばの古い話だけど、東国原知事、従軍慰安婦問題を一蹴したそうな。

東国原知事が外国人記者を集めた外国特派員協会で記者会見を行い、安部首相の慰安婦発言について質問をされると、「日本 が慰安婦と言う性的奴隷を使った歴史的な証拠は無い」、「1910年~1945の間は双方の同意の上で朝鮮半島は日本に併合されており、当時売春は合法で あったので、日本へ朝鮮半島から出稼ぎ売春婦が来るのは何の問題も無かった。」
「今頃になって韓国は日本に植民地支配をされて強制されたと言っているが、戦勝国のアメリカの力を借りて好き勝手な事を言っているだけ。」と切り捨てた。


すばらしい!!

で、最近では「定例会見は必要ですか?」と東国原知事が会見で逆質問したそうな。

 宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事が16日の定例記者会見の冒頭、「定例会見って必要ですか」と報道陣に問い かけた。「物事が起きた時、その都度やればいいんじゃないか」という知事に対し、報道陣は「県政運営の考え方を県民に伝える場として必要」などと主張。議 論は平行線をたどったが、最終的には知事が「必要ならやりましょう」と引き取った。

 知事は定例会見について、「今日のように発表事項が重要でない時も必要なのか」「統一選に対する見解も飽き飽きするくらい言ってきた。今さら何を聞きたいのか」あなたたちが聞きたいことが、必ずしも県民の聞きたいこととイコールだとは思わないと否定的な見解を繰り返した。

マスゴミにピシャリです。
前に馬鹿にしたようなことを書いて申し訳なかったかなぁ。就任から2年くらいたったら成果を検証してみよう。期待したい。

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2007.04.06

手嶋龍一氏の講演会

 手嶋龍一氏の講演会に行ってきた。
 ご存じない方のために、簡単に説明すると、手嶋龍一氏とは元NHKワシントン支局長で現在は作家・外交評論家。北朝鮮の偽札を追う英国情報機関のインテリジェンス・オフィサーを主人公にした小説「ウルトラダラー」が2006年ベストセラーに。最近では元・外務省国際情報局主任分析官である佐藤優氏とともにインテリジェンスの世界では第一人者と目されており、佐藤氏との対談本「インテリジェンスー武器なき戦争」もベストセラーに。
 そんな手嶋氏の講演会。木曜日・平日の午後1:30という日時の悪さでは人は集まらないかと思いきや日経新聞のホールはほぼ満員。社団法人・日本不動産鑑定協会とかいう団体が企 画した講演会で日経新聞がバックアップ。なんでそんな団体が手嶋氏なのかは分からないのだけど(笑)演題が「真のインテリジェンス戦略とは何か-東アジア 外交を考える-」だからね。不動産まるで関係ないし。不動産鑑定とは表の顔で実は日本の情報機関のひとつなのか!?まさかね(笑)
 ま、設定された日時がよくないにもかかわらず会場が埋まったのもその筋からの動員があったこともあるのだろう。会場でいびきが聞こえたりしたから(氏ね)。僕の場合は手嶋氏のオフィシャルサイトでスティーブン通信という会員制サイトに登録していたから案内が来たので応募。無料だったし。迷わず午後半休をとって勤務先の田舎から電車で東京中心部へ。

 内容はというと
・佐藤氏との対談のプチ裏話
・ウルトラダラーは事実かフィクションかという大きな波紋を呼んだけど、その問いには無反応がインテリジェンスの世界でのルールだから俺も黙るよと暗に事実ベースのインテリジェンスありありでっせと仄めかす。
・北朝鮮が偽札なんて作れないよといったフランスの保守系新聞の記事がウルトラダラーにけちをつけたけど彼らの言っていること無理筋、という批判。北のディスインフォメーション(情報錯乱)だとほのめかす。

 肝心の東アジア外交に関しては、
・アメリカはイラク政策で失敗して威信が急落。
・早くアメリカをイラクから足抜けさせて東アジアに目を向けさせるべし
というもの。

 うーん、佐藤優氏のこととかウルトラダラーの話とか、小ネタはいろいろ面白いものもあったけど、手嶋氏の著作をすべて読み、雑誌「ファクタ」の連載までフォローしている僕には、ほとんどのネタが既知なので退屈。
 肝心の東アジア外交に関しては、ちょっとそれだけかい!って突っ込みたくなるような内容。やはり無料で招待される講演会では素敵なインテリジェンスは明かされないのか?あるいは俺がボンクラだから、手嶋氏が仄めかした貴重なインテリジェンスを聞き逃してしまったか?

 手嶋さん、アメリカはイランとの戦争に備えているから、中東からアメリカを足抜けさせようってのは、ちょっと無理筋じゃないかしらん?イラクは 大変だけど、イラク統治が大変だから北との二正面を避けようとするんじゃなくてイランとの戦争になると本当に二正面だから北と融和して時間稼ぎがしたいと 思うんだけど。で、ちょこまかと小競り合いでムードを高めといて軍産複合体がボーナスを欲しがる2013年あたりで一気にイランを押し倒しにかかると思うな。その ころ共和党が政権を取れていればだけど。

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2007.02.20

竹島(独島)に村造成へ

 朝鮮日報のこのニュースには、久しぶりに血が沸騰する感覚を覚えた。

独島に10世帯20人が暮らせる村造成へ
 独島(日本名竹島)に10世帯20人が暮らすことができる「多世帯村」が誕生する見通しだ。
 慶尚北道鬱陵郡の独島管理事務所は14日、領有権を主張する日本の挑発を一蹴し、独島の実効的支配を強化するため、独島に10世帯程度が暮らせる多世帯村を作る計画だと明らかにした。

 友人は「武力行使(威嚇)しか解決方法が浮かばないのだけど、 外交努力で解決できるのかな?」と言う。9割方同感なんだな、これが。しかし、あえて、かなり無理筋だが、これまで行われてきた外交的努力と今後の外交的解決の道筋を記述してみたい。

 以前に4/23に書いたこのエントリーを参照して欲しい。「竹島騒動

もともと竹島問題など存在しない、あそこが韓国領土であることは自明だ、と問題自体を認めず協議を拒絶してきたのが韓国だから。EEZの協議において二国 間の話し合いで決着がつかず、国際司法の場に委ねるように誘導することが日本外交のゴールだろう。そこに韓国を引きずり出せば確実に勝てるから。

 うーん、自分の文章を自分で引用しといてアレだけど、よく見ると全部書いているな。

 元外務省国際情報局主任分析官として活躍し日本のインテリジェンスの第一人者であると昨今評価の高い佐藤優氏が発表した4月27日の見解を引用したい。

 最近、負け続きの日本外交であるが、今回は快挙で、韓国に勝利した。(中略)
 そもそも領土・国境係争に関して「問題の存在」を認めるということは、相手国に譲歩する第一歩なのである。北方領土問題についても、冷戦時代のソ連は問題の存在自体を認めなかった。(中略)
 協議の場で、韓国政府としては「独島」が韓国領であると主張し、日本政府としては竹島が日本領であると主張し、双方の主張は完全に対立しているという事実を外交文書に残すのである。(中略)
 竹島問題を領土問題であると韓国側に認知させれば、今後の交渉技法次第で時間はかかるが竹島を日本に取り戻すことが可能になる。今回、日本外交はその入り口を開くことに成功しかけている。谷内戦略をうまく発展させることだ。

 昨年4月の騒動で日本と韓国の間に領土問題が存在することが外交文書にも明記され公式になれば、両国の外交において問題を取り上げないわけには行かない。経済交流を始めとしてあらゆるレベルで外交的な圧力をかけられる。反日を政権維持のエンジンにしている狂気の大統領及び与党が政権から滑り落ちようものなら、さらに有利な交渉を進めていくことも可能になるだろう。
 既に韓国から観光船が周遊するとか警察が島の警護をするとか、相当な狼藉を許している。今回の村づくりにもきちんとした対応が必要だろう。しかし重要なのは島や岩ではなく漁業や海底資源なのだ。そこでありもしない既得権を主張するような動きがあれば、断固とした行動が必要だし、最終的にはやはり戦争も辞さない覚悟がどうしても必要になる。

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2007.02.19

ブーメラン政党、民主のブーメラン一覧

ネットから拾ってきました。

・菅「未納三兄弟って言うんですよ!」
   →自分も未納発覚、お遍路へ
・小沢、小泉の年金未納批判
   →自分も未納発覚、民主党代表就任直前で辞退へ
・岡田「小泉さんは兼職の疑いがある、国家公務員法違反だ!」
   →自分が兼職、国家公務員法違反
・永田「お金に魂を売ったのは自分(武部)じゃないですか!」
   →与党のスキャンダル欲しさに魂を売った永田、辞職へ
・安倍「外交とは日本の国益を守る事」  菅 「当たり前ですよ!」
   →管、シンガンス工作員の釈放嘆願書にサイン
・自民案を批判し、結果民主の教基法改正案で審議
   →民主 「我々の提出した案には賛成できない!」
・菅が世襲議員批判
   →菅の息子(ニート)が世襲出馬、ちなみに二回連続落選
    (菅曰く、優秀な人材を探したらたまたま息子だった)

・菅「ハマコーさんは金を配っていた」
   →ハマコーが配っていたのは小沢の金
・安倍内閣閣僚の事務所費問題追求
   →小沢はダントツの4億(全部あわせると10億)
・民主が審議拒否までして機械発言批判
   →菅は生産性発言
・諫早湾の干拓工事を批判して「誰の許可でやってるんだ!」
   →管、自分が厚生大臣のとき許可
・小沢「ニートの親は動物以下」
   →菅の息子がニート
・安倍がアパの社長と映っている写真があると批判
   →鳩山もアパの社長と一緒に映っていた
・安倍が統一教会に祝電を送っている
   →鳩山は若手を何人も引き連れて出席していた
・安倍「子供は国の宝」 千葉景子「子供は経済や年金のために生まれるのでない」
   →民主「子どもは国の宝」「チルドレン・ファースト」という視点から政策提言

 政界のファンタジスタ達の華麗なスーパーオウンゴールの数々。お楽しみいただけましたでしょうか?あまりの凄さに僕は眩暈がして倒れそうです。

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2007.02.18

いよいよ近づくアメリカーイラン戦争

対イラン制裁、あす発動=10団体12個人の資産凍結-政府    
 政府は16日の閣議で、イランの核・ミサイル開発に関与したとされる10団体12個人の資産凍結など、国連安全保障理事会が採択したイラン制裁決議に基づく措置を講じることを了解した。17日から発動する。
 凍結の対象は、同決議がウラン濃縮活動、重水炉建設、弾道ミサイル開発にかかわったと認定したイラン原子力庁や空軍将官ら。閣議では、核・ミサイル開発にかかわる資金のイランへの移転防止措置を講じることも決めた。

 これがあるからアメリカは北朝鮮問題に対して事なかれ主義にならざるを得ない。中東をなんとかしなければならないアメリカとしては、アジアからはなるべく手を引きたい。少なくとも軍事的に中東と東アジアの二正面になることは避けたい。
 そういうことを前提に日本は外交戦略だけでなく、憲法改正や危機管理というものを考えないと、いつまでもアメリカ様頼みでは生き残れないだろう。

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2007.02.16

6カ国協議(6者会合)その後の考察

 最近の6者会合での合意内容に関して、外務省のページで「共同声明の実施のための初期段階の措置」の内容を確認した。初期段階の措置として以下のことが合意された。私の勝手で恣意的な要約では以下の通り。

1.北は核施設の活動停止及び封印。IAEA核査察の受け入れ
2.北とアメリカは完全な外交関係を目指す。具体的には「テロ支援国家指定解除」、「対敵通商法の適用終了」に向けて作業を開始する
3.北と日本は国交正常化に向けて協議を始める
4.初期段階として北への5万トンの重油に相当する緊急エネルギー支援。今後60日以内に開始される。

以上を60日以内に行うこと。これを実施するための以下の作業部会を定めて30日以内に会合を開催する。

1.朝鮮半島の非核化
2.米朝国交正常化
3.日朝国交正常化
4.経済及びエネルギー協力
5.北東アジアの平和及び安全のメカニズム

次の段階は「すべての核計画の申告」「すべての既存の各施設の無能力化」である。これが実現すれば、「100万トンの重油に相当する規模を限度とする経済、エネルギー及び人道支援が提供される」具体的にどう支援するかは4の作業部会で決定される。

 とまぁ、こんな感じ。
 面白いのは上記4の作業部会も開かれないうちからロシアもアメリカも重油提供を渋り最初の5万トンの重油支援がすべて韓国によって為される方向で話がまとまりつつある雰囲気。てっきり日本を除く4カ国が均等に分担するのかと思いきやだ。アメリカに至っては、期限内にちゃんとできなければ追加制裁を言い出すわ、アメリカの支援は人道面が中心になるとか平気で言うし。韓国だけ木に登って梯子をはずされた格好だ。なんだろ、これ?どうせ北は約束を守らないだろう、という予断があるのか。揺さぶりをかけてる感じだな。
 アメリカと連動して「テロ支援国家指定解除」には拉致問題の解決が不可欠と条件を付けてもらえれば、嫌が応にも北も本気で問題解決に知恵を絞らなければならないだろう。前回のエントリーでは「それは政府依りで無理筋の論理だ」と言ってしまったが、実際にはその筋でしか成功の可能性がある外交的道筋は他にないだろう。この問題で安倍首相が早速ブッシュ大統領と連携の約束を取り付けているところは評価できる。
 よくよく冷静になって考えてみると経済制裁で圧力をかけながらも6者会合で対話。「対話と圧力」が今ほど機能している状態もあるまい。なかなか目が離せない駆け引きが今後も続きそうだ。

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2007.02.15

調査捕鯨から脱却せよ

 国際捕鯨委員会(IWC)を今年も開催中だそうな。前回の委員会ではついに日本の主張に対する賛同が過半数を占めて、調査捕鯨も大幅に拡大した。今回も水産庁には頑張っていただきたい。
 フジテレビの報道番組「ニュースJAPAN」を見ると「捕鯨管理は科学的には結論が出ている」のだそうだ。つまり、捕鯨もちゃんと管理していけば問題ないと。むしろ積極的に頭数管理をしなければ鯨に小魚系を根こそぎ食べられてしまって日本の漁業に悪影響が出る、というか実際に出ているほど。なのになんで賛成反対で票が割れるのか理解に苦しむなぁ。 なーんて本当は「分かる」けどね。日本が鯨食文化を復活させて牛食が減ると困る国も多いからね。

米環境団体の船また騒動 日本の捕鯨調査船に衝突

 ニュージーランド南方の南極海で12日、調査捕鯨を行っている日本鯨類研究所の目視専門船、海幸丸(860.25トン)と米環境保護団体 「シー・シェパード」の船が衝突、双方の船の一部が損傷した。けが人はなかった。日本の水産庁は、同団体の船が海幸丸の航行を妨害し、ぶつかってきたとし ている。
 シー・シェパードは9日にも、調査母船の日新丸(8030トン)に接近、化学物質入りの瓶を投げ付けるなどし、日新丸の乗組員2人が軽傷を負っている。

 被害にあった調査捕鯨の方々には申し訳ない話だが、こういうテロ行為をするようだと鯨保護の主張自体が弱められるので鯨保護運動側の自爆と言える。日本のグリーンピースはだいぶ姿勢が柔軟に成ってきて今回の暴力沙汰も非難して一線を画しているようだが。
 グリンピースの場合、鯨が絶滅種であるから保護しなければならないという主張のようだ。しかし彼らのサイトを見てもそれが事実であるのかどうか 科学的に検証した跡がない。日本の水産庁はしっかりデータを出してミンク鯨などはむしろ数が増えすぎて生態系を逆に乱すほどになっていることを正確なデー タを下に提示しIWC国際会議でも過半数の賛同を取り付けている。その姿勢には雲泥の差がある。グリーンピースのサイトを見ると「クジラLOVE」だからね。脱力した。データなんかもういい。もう理屈じゃないということ?愛があるから?
 グリンピースは最近では彼らは日本人はそもそも鯨を知らないし求めてもいない国民の7割が捕鯨には反対しているという主張を展開している。だからこ そ、このサイトでは、もう何度も何度も言うが、そのようなデマゴーグに負けないためにも日本人は鯨をもっと食すべきなのだ。日本の大事な食文化を守るためにも。また、日本の食料自給 率を高めて安全保障を担保し外国から食糧封鎖されて干上がる危険性を減らすためにも。威勢良く憂国を語る前に身銭を切ろう、鯨を食べに行こう。

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2007.01.29

安倍首相への批判

 教育基本法改正が気に入らないのかマッチポンプがその性ゆえか、マスコミの安倍バッシングは日増しに強くなっている。このまま放置すると夏の参議院選挙で酷い結果が出て日本の舵取りに悪影響が出るかもしれない。安倍、ブッシュの政権基盤が弱まることで金正日の高笑いが聞こえてくるような事態になるとはらわたが煮えくり返る。
 そんな中、安倍首相の発言録が日本政策研究センターから発行された。これをしっかり読んで、世間に渦巻く安倍批判を検証してみようと思う。 詳細は後日に。

http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=406

 協力者求む。

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2007.01.23

宮崎県の民度がそのまんま反映

 まさか当選させてしまうとは。
 そのつけは県政という形で直に反映されるから、ま、自業自得だろう。
 と、のっけから皮肉たっぷりだが、東国原氏が必ずしも政治的に無力とは限らない。しかし、作業着で仕事したい、とか椅子はパイプ椅子で、とか出勤に公用車を使わない、とか言うこと為すこと初手から小さくて本当にげんなり。政治家に求められているのは清廉潔白であること、なんて、そういう未熟な庶民感覚では政治は勤まらないだろう。
 東国原氏は過去に結構事件を起こしている。以下のサイト参照。こういう人でも心を入れ替えて頑張れば再チャレンジできるのが美しい国だろうか?何か不祥事を起こさなければ良いのだが。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E6%9D%B1

 そんな感じの斜め目線で、ついでに彼のオフィシャルサイトを参照。そのまんまマニフェスト(http://www.sonomanmakai.net/manifest/manifest2/)を読む。そうするとコンセプトから具体案まで、内容の妥当性は宮崎県の県政や状況を知らない人間には判断しかねるものも多いが、しっかり考えられていることが伺える。あれもこれもと欲張りすぎでFocusがないという見方も出来るし、夢ふくらみすぎで実現性に首を傾げる施策案もなくはないが、何を目指し何をやりたいと思っているかは分かりやすく伝わってくる。保守系ブロガーとしては、なんといっても「災害時の対応体制整備のための自衛隊との連携強化」という一文が気に入ったな。
 そもそも芸能界を引退し選挙活動でも知人のタレントを動員しなかったことは評価できるし、タレント議員として参議院デビューでなく、本当の生まれ故郷に帰って身体を張って貢献したいとするところもまた評価できる。
 とすると、彼のこうした政治家としてのポリシーやマニフェストを背景とした様々な言葉が大なり小なり発信されていると思うのだが、作業着とか公用車を使わないとか小さいところしか取り上げられずに東国原氏の実像を小さくしか伝えないマスコミの偏向報道という可能性もなくはない。彼自身が衆人環視の中でまだそこを表現しきれてないということもあるだろう。駄目かもしれないけど、マスコミが断片的に伝えて矮小化されてきた虚像よりは、真実の東国原氏はあなどれない存在なのかもしれない。良し悪しはともかく多くの人の予断を裏切るような知事になるのではないだろうか?
 いきなり知事ではなく市会議員あたりからちゃんと下積みを詰むようなら、もっと評価できるのだけどね。
 さらに言うと、抵抗勢力は多いだろうから議会対策には苦労するだろう。そこをどう乗り切るかで政治力のある人か、政治に関心が高くて夢を語るけど力の無い素人かの分かれ目だろう。おそらく後者ではないかと思えて仕方の無いが、なんとか頑張って欲しいものだ。

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2007.01.18

安倍首相の靖国参拝

 ご無沙汰してます。最近はmixiのほうでもっぱら日記を書いているためブログの方がお留守になってます。
 久しぶりのブログは、このニュースから。
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/shuchou/35146/

 最近の安倍首相は着実にアジア外交をも成功させているが、靖国爆弾を抱えている。安倍首相は8月15日のいわゆる「終戦」記念日ではなく春と秋の例大祭に参拝することを考えているそうだ。中国はこれを読んだ上で4月に訪日・日中首脳会談を持ちかけている。これで今年参拝しないとなれば中国は自らの外交勝利を高らかに謳うだろう。
 私は4月の参拝つぶしは心配していない。安倍首相はアジア外交で中国とのパートナーシップに不可逆なほどの様々な合意を取り付けるだろう。具体的に言うと、おそらく省エネ関係など 中国が喉から手が出るほど欲しい関連技術の分野でODA計画などを仕掛け秋以降の実施開始にすると読む。で、夏の参議院選挙にけりをつけてから、秋の例大祭に行くつもりではないかと勝手に予 想している。靖国参拝にベストなタイミングはそこ以外ありえない。仮に中国が秋の参拝に反対して日中関係が冷え込んでも、その前の夏の参議院選さえ乗り切ってしまえば安倍政権は当分安泰。このシナリオなら中国は歯噛みをしながら靖国問題への国内世論沸騰を必死で抑え込むはず。 日本からの経済協力欲しさに。
 そこが天王山で、これを乗り切れば二度と靖国が政治問題化することはなくなるだろう。そこで妥協すると保守層の支持を失って政権交代すら起きかねない。もしそうなってしまったら、また日本政治暗黒の90年代が再び。
 靖国の是非はともかく(私は是ですけどね当然)、日本人がけりをつけるべき心の問題に他国に干渉されることを赦してはならない。保守であれリベラルであれ、ここは踏み外さないで欲しい。

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2006.09.29

祝・安倍新政権誕生

 ひさしぶりの更新です。あまり更新してないと死んだと思われるので、そろそろエントリーを。今年の残りはこんな感じで月に1本とか細々と続けていくことになりそうです。Mixiではちょこまか雑感を挙げているのですけどね。
 
 安倍新内閣の組閣だけど、個人的信頼関係重視と官邸機能強化は確かに感じるなぁ。これまでの首相は思想信条が見えにくく派閥とか利害で繋がっているように見えたし小泉元首相でさえ郵政民営化を極めてまっとうに訴えただけで変人扱い。盟友関係のYKKは解散するし。そう考えたとき、そもそも思想信条や政策においてこれほど多くの仲間を持っている政治家がこれまでいただろうか。信頼できる多くの仲間とチームを組んで事に当たるという点では、実に頼もしいし期待が 持てる。
 一方で思想的同士であるかどうかよりも人の権力欲や競争関係を巧みに利用した小泉人事に比べると組閣人事は直球過ぎて一段落ちる感じもする。 論功行賞というのはどうだろう。政治権力がある種、「数」である以上は、当たり前の話ともいえる。自民党内最大派閥である経世会=最大権力を基盤に持たなかった小泉首相は権力維持のために人事の妙を尽くしたけど、安倍首相の場合、安定権力を初手から構築できているので、そういうトリックは不要なのだろう。
 やはり今回の安倍新内閣では首相の補佐官が5人になって官邸機能が強化されたことが大きい。この5人が今後どのように振舞うかが非常に注目される。各省庁を横断的にリードする指導力を官邸が発揮できる と日本の政治も相当に変わるだろう。安倍首相や彼らは何を目指しているのか?彼らがどのような困難に直面するか、成功すれば何がもたらされるか、その仕組みにリスクはないのか、現在定義されている官邸機能の限界は何か、知りたいことは山 のようにある。 しかしマスコミは論功行賞とか仲良しとか、そんなことばかり強調する。その取材能力の低さ、床屋政談レベルの視点の幼稚さは空恐ろしいほどだ。あの組閣を見て論考行賞とか仲良しとかしか言えないなら自分らはデーターマンに徹してアンカーマンは近所の八百屋の源さんとかに任せとけっての。
 安倍首相のテーマである再チャレンジも肝だ。小泉改革を継承し小さな政府・経済自由主義を推進する上でのアキレス腱は格差の固定。であるが故に何度でもバッターボックスに立てる再チャレンジの担保は本質的に重要な課題。実に良く分かっている人だなぁ、と感心する。
 あえて心配事を言えば、「美しい国を目指す」というのは実にふわふわしたスローガンで郵政民営化・構造改革という1点突破に比べると非常に弱い。安倍晋三という人は思想や理念に殉ずる人で、現実的には国民のほうを本当には向いてないような気もする。 まず隗より始めよ、ということで首相の給料を30%カット。ま、立派なことなんだけど、なんとなく優等生気質が見えてこれも不安(笑)小泉首相には後見人として帝王学の補習を施して、しっかり面倒を見て欲しいのだけど、そこらへんどうなんだろう。
 
 それにしても、こうして安倍内閣の発足を眺めるにつれて、小泉劇場の終焉に一抹の寂しさがこみ上げる。5年半、楽しかったなぁ。

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2006.08.05

そろそろ総括 小泉政治2

前回からの続き

4.郵政民営化及び政治手法 100点
 衆院解散総選挙での政治手法が独裁的と批判が集まったが、それはナイーブな意見だろう。政策への踏 み絵や落下傘候補(刺客)などはイギリスでは当たり前、というかみぽこ先生の主張をきちんと味わってみて欲しい。政敵を追い落とし政策を貫徹した指導力と 政治力、そして意志の強さは圧巻。
 経世会の金権・派閥政治からの脱却も見事。利権団体からの集票では無く政策と国民からの評価で選挙を乗り切るスタイルを確立させたのも世耕議員を抜擢して選挙広報 をさせたのも見事。この選挙スタイル自体が日本の政治を根本から変える価値を持つだろう。直接何かの問題に作用することをするより、間接的ではあるが全体 に規律が効くようなシステムを作り上げることのほうが如何に価値があるか、大人なら分かる理屈だと思う。

5.拉致問題 70点
 北朝鮮に電撃訪問して拉致を認めさせ、家族を一部取り返してきた。北朝鮮経済制裁の引き金がいつでも引けるように法 的整備を短期で完成させ、北朝鮮のミサイルをきっかけに即時実行。わずか5年の任期でここまで出来たことは賞賛に値する。これだけで基礎点として80点は 上げられるだろう。しかし、戦後60年積み重ねてきた平和外交の呪縛からか、あのようなヤクザ国家との国交正常化及び日朝ピョンヤン宣言に拘って、拉致問 題への取り組みをその後遅らせてしまった。なまじ中途半端な平和外交姿勢でパンドラの箱を空けたがために、自らがその後の奔流の中でボ トルネックになってしまった感は否めない。この点は減点。ミサイル問題があって即時制裁発動した点は評価できるが、安全保障問題が浮上しないと拉致問題だ けでは経済制裁と同じ重みで無いと考えていることが露呈してしまった点もマイナス。

6.経済政策 80点
 結果を出すのが政治という点では不良債権を整理し経済を不況から脱出させたという点で基本的には合格と言えるだろう。小泉政治のおかげというより日本経済・日本企業が底力を見せ始めたという要素の方が強いとは思うが。やはり運がよいと言うことか?(笑)
 ここは山本一太議員の言葉を拾っておきたい。「小泉内閣発足前の日本の状態をもう一度思い出してみて欲しい。経済成長率はマイナス2%で株価も低迷。未曾有の不良債権も抱えていた。(中略)そうしたなかで、果断な構造改革を行い、財政出動をほとんどせずに日本経済を反転、回復軌道に乗せた功績は、誰も否定することができない」突っ込みどころは多いが(笑)、大筋ではその通りだろう。

 さて、これまでを総合すると75点くらいだろう。しかし、これは絶対評価である。これを相対評価に切り替えて、もし過去10年の前任者達と比較するなら空前絶後の素晴らしい首相と言わざるを得ない。

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2006.08.04

そろそろ総括 小泉政治1

 かみぽこ先生PHP出版の「Voice」8月号に寄稿されたと。かみぽこファンとしては買わずには居られない。内容はこれまでの「かみぽこ政治学」のエッセンスを小泉首相の部分だけ総まとめで凝縮させた感じ。他にも塩爺、麻生外務大臣と渡辺昇一先生との対談などはかなり示唆に富む内容だった。以下に小泉政治の総括をする上で、あれこれ引用してみるので参考にして欲しい。

 僕も小泉政治を評価してみたい。
 良くある小泉評価(賞賛/批判)を検証することから始めてみよう。といっても、あれこれ他人の褌を借りまくるので、その点は予めご了承を(笑)
 
1.外交(中韓朝の東アジア、及び日米関係) 90点 
 まずはアジア外交。
 左は靖国問題で中韓のご機嫌を損ねてアジア外交が最悪の状態になったという。保守は、ようやく中韓に金ばらまき土下座外交を止めるようになったのでこれが正常なのだという。これまでの謝罪外交や中国への無駄なODAなど過去の燦々たる実績を鑑みれば、これに関しては保守側の言い分に分があるだろう。とはいえ、土下座をやめて日本の主張を毅然とするようになったというだけでは、まだ日本外交の夜明けであっても日昇とまでは言えない。がっぷり四つに組むのはこれからで、小泉外交はまだそこまで踏み込めてないとするかみぽこ先生の分析が一番妥当であろう。
 次に日米関係に関しては、アメリカとかつてない良好な関係を築けたことは良いとする評価が一般的だろう。しかし塩爺が重要な指摘をしている。ポスト小泉に課せられた最も大きな宿題はアメリカだと。「議会ベースで見るとアメリカの国会議員との接触が自民党には全然無い(中略)アメリカ全体とどう話をするか」アジア外交の修復を言う識者が多い中でこの視点は少し新鮮。政治が冷えても経済は好調なわけだから、アジア外交で何か妥協の形で手を打つ必要などまるでないだろう。むしろ中韓だけに囚われずにインド外交をもっと手厚くすべきだと思う。ヨーロッパ、中東が手薄だったという塩爺の指摘ももっとも。ここは少し減点。
 何はともあれ最近では国連での北朝鮮非難決議など麻生外務大臣が頑張っているのか最近の日本外交は冴えに冴えているので終盤の追い込みで比較的高い点を上げられるだろう。麻生さん、頑張っているのになんで世間の人気が取れないんだろう。悪人顔だからか?
 イラク派兵も大過なく乗り切ったことも運がいい。小泉首相を信者ほど持ち上げてはいないし、あらゆる意味でいい結果も悪い結果も小泉首相の実力だとは思う。しかし、やはり運がいいといわざるを得ない部分は相当にあるな(笑)証拠無しにイラク侵略を速効で支援したことも政治的には極めて正しい決断だと認めざるを得ないものの倫理的には減点したい。
 みんな忘れているけど田中真紀子を外務大臣にしたことも罪。結果的にすぐ解雇したから大きな災いは無かったがちょっぴり減点。

2.格差社会 30点
 護送船団式、社会主義的と批判され停滞していた社会をサッチャーのように新経済自由主義の方向で立て直そうとすると福祉や社会保障を切り捨てる形にならざるを得ない。ここは構造的にというか必然的に批判が集まる部分であろう。
 特権的に受けるべきでない生活保障を受けている層にメスを入れずに、福祉の切捨て見直しを行って矛盾が拡大したのは大きなマイナス。年金問題もグダグダだったし。規制緩和も一部には行き過ぎて労働者派遣法は企業側に偏った改悪の面がある(人事コンサルタント:城繁幸)。こうしたセーフティネット的な部分をいかにうまく「こなす」かがポスト小泉の課題であろう。

3.構造改革 80点
 小泉肯定派も否定派もここは評価が分かれるところだろう。もともと抵抗が激しく、まともな結果を出せる環境ではないということをまず前提にしなければならないだろう。結果だけを見てお気楽に批判する‘ゆるさ’からこの国の国民はそろそろ脱却すべきだろう。納得できずに形だけの改革とかごちゃごちゃ言う奴は猪瀬 直樹の「道路の権力」と「道路の決着」を読め。話はそれからだ。
 「官僚主導の政治から官邸主導による政治を行って、族議員と官僚の関係を変えたこと」を評価するという黒川紀章氏の言葉も頷ける。こうした構造変化が抵抗勢力を弱めて間接的に構造改革を進めやすくする。小泉首相の次に続くリーダーに道筋をつけてあげたとも言えるだろう。

その2に続く

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2006.08.01

傀儡政権 中国の本気度

 中国が最近、北朝鮮の金融資産を凍結したそうな。
 いよいよ中国も本気で北を潰して傀儡政権を作る気だな。元々、北朝鮮への石油パイプラインを持っていて生殺与奪の権利を持っているし、北を植民地化するためにこれまで様々な布石を打っているのだが、ミサイル問題に関連する国連外交でまったく管理が効かないことが露呈してしまった。経済制裁にも参加となると現政権すなわち金正日を見捨てたということだ。これは本気度100%だ。 無条件で6カ国協議に復帰など相当な心を入れ替える姿勢を見せないと、中国のこの動きは加速するだろう。
 もともと中国は軍事的にも地政学的にも北を韓国に吸収させるわけにもいかない。韓国も一応(笑)米軍を国内に抱えた西側国家だから、それが隣接することは中国にとっては国防上もリスクだろう。
 これまでは難民問題などを考えると頭が痛いので体制崩壊を20年単位で遅らせつつ植民地化を進めるソフトランディングを狙っていたかと思うが、北が言うことを聞かずに暴走するようではこれもままならない。そう考えると、もはや中国には政治的に選択肢が傀儡政権樹立以外に無い。いまごろ工作員が次々と北の政権内部へと侵略を図っていることだろう。
 日本もそろそろ北崩壊のその後を真剣に議論する時期が来ていると思う。北の難民も海を越えるのは困難。なので日本は難民の心配はない。軍部クーデター後の中国傀儡政権との拉致問題の交渉をどうするかなどが課題だろう。

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2006.07.22

A級戦犯合祀に不快感?

 昭和天皇が靖国神社がA級戦犯を合祀したことに不快感を示した会話のメモが見つかったそうな。ま、ガセだと思うけど(笑) 日本ははやくCIAを設立して、こういう中共の工作に対抗できるようにならないとね。

・手帳と明らかに違う真新しい紙に青いインク、まるで劣化しないなんてありえるか?
・手帳にこれだけ後から貼り付けたというのも不自然
・以下の写真では、「藤尾(文相) の発言」ってなっているけど?
・前後の文脈も判らないし、どこまでが誰の発言なの?

Vip295965



 昭和天皇は大東亜戦争を開始するとき、なんであえて波風を立てるんだという和歌を詠まれたという。2.26事件の時も青年将校のクーデターに腹を立てて 自ら指揮を執って鎮圧してもよいと語られたともいう。本土決戦を避けポツダム宣言の受諾をご聖断されたともいう。伝え聞く昭和天皇のエピソードは、いずれ も平和を尊ぶ方であられたことが伺える。なので、本心では日本を戦争に巻き込んだ指導者達への嫌悪のようなものを持たれていたのかもしれない。実に不敬な 想像ではあるが、仮にそういう本音を持たれたとしても、それは理解できる。しかし重要なのは私心ではなく、公的に靖国をどうお考えになっていたかだ。

 産経新聞の記事に以下のようにあった。

また、仮に内心がどうであれ、昭和天皇も現天皇陛下も春秋の例大祭には靖国に勅使を派遣するなど、靖国重視の姿勢を示し続けてこられた事実は重い。靖国の現宮司の南部利昭氏は就任に際して「天皇陛下から『靖国のこと、よろしく頼みます』と直接、言われている」(関係者)ともいう。

 事実から考察するというのは、こういうところから始めることだと思う。
 100万歩譲って、あの怪しいメモ仮に本物だとしても、それが私心なのか公的存在としてのご発言なのかも、今となっては判断できない。A級合祀後も靖国に勅使を派遣し続けたという事実が、公的な立場での昭和天皇の御心を現している。
 ま、仮に昭和天皇がどのような発言を過去になさっていたとしても、宗教法人である靖国神社が分祀はしない、できないというなら、周りが文句をつけて強引に変えさせたりしてはならないのだけど。信教の自由ですから。というわけで、何も変わらないという点では騒ぐだけ無駄。

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2006.06.02

韓国保守党の勝利

 韓国で保守党(野党)のハンナラ党が地方選挙で大勝したそうな。

【地方選】ハンナラ党、ほとんどの選挙区でダブルスコア
 5月31日に行われた市長・道知事選は4回目を迎えた統一地方選の歴史でさまざまな新記録を量産した。野党ハンナラ党は31日午後11時30分現在、 12カ所で当確またはリードしている。ハンナラ党が11カ所で勝利した2002年6月13日の前回統一地方選の記録を更新したものだ。

 中央選挙管理委員会の中間開票状況によると、候補者得票率でもハンナラ党は勝利地域のうち910カ所で2位の与党ヨルリン・ウリ党(ウリ党)候補を2倍以上引き離しており、質・量とも圧勝している。得票率の差が30ポイント以上ある地域は8カ所、40ポイント以上の地域も6カ所ある。異例の事態だ。
(朝鮮日報 2006/06/01)

 いまの韓国の左派政権も盧武鉉大統領もちょっと常軌を逸している感があるので、保守党が勝利すると日韓の関係も少し改善するかも。少なくとも親北朝鮮の北向き政治から脱却してほしい。2007年の韓国大統領選挙にも期待したい。

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2006.05.30

国民大集会

 28日日曜日。日比谷公園へ。日韓の拉致被害者同士の連携も進み、ブッシュ大統領と会って拉致を訴え、例年に無く進展を見せる拉致問題。今年こそは。そう思って会場入り。一階は盛況に見えたけど二階は空席も目立っていたという話だから昨年より少し動員が落ちているか。

 山谷えり子さんがよかったな。実に本気で頑張っている感じがひしひしと伝わってくる。
 韓国ではなかなか拉致問題への取り組みを理解してもらえないそうな。そのことに理解に苦しむが、韓国保守政党であり現在の野党であるハンナラ党の宋さんには逆境に負けずに頑張って欲しい。 日本で言えば拉致問題に冷淡な北向き政党である社民党あたりが政権をとっているようなものだから、そう考えると韓国の状況も理解できる。

 西村真吾議員、相変わらず凄く人気があったなぁ。でもそれって微妙。リベラル系の集会で辻本議員が大人気みたいなもんか。そう考えてしまうとますます微妙。スキャンダルを起こした奴は出てけとか狭量なことは言うつもりはないけど。
 小泉首相、すっかり悪者で(笑)これも微妙だが理解できる。パンドラの箱を開けたのは評価できるが、慎重姿勢で事を前に進めない。まるで蓋をされているように感じるその家族会の心境は理解できなくも無い。
 毎年、勢いの良いことを言うけど事態を動かせてない拉致議連の議員達も微妙。ただし彼らのおかげかどうかは知らないが、運動自体はいろいろと成果は出ているし、与党政治家にしては慎重さから一歩踏み出した感じで発言のテンションは確実に上がっている感じはする。 お客様根性で国や政治家をつい責めてしまいがちになるが、忘れてはならないのは国に対して我々が何をできるかということ。年に一回の「国民大集会」なのに2000人程度のキャパの日比谷公会堂って名前負けしてないかと会社の人に言われてしまった。それが真実なのだと思う。もっとはるかに強力な世論の後押しがあれば、むしろ断っても政治家のほうが押し寄せてくるだろう。その世論を作るのは他の誰かではない。
 時間が押してしまってご家族の発言が短くなってしまったのが残念。ただご家族が政治的な発言をすると被害者としての臨場感が薄れてしまうところが聞いていて少し冷や冷やしたな。
 運動全体としては、人権という共通語を得て、これを前面に出すことで世界に訴えて連携、さらに韓国との連携を深める、そういう方向性であることを確認した。

 同じ日比谷公園ではドイツフェアをやっていた。ビールとソーセージを楽しんでいる人々。同じ日本人でも人種が違っているのかという気さえしたなぁ。別に休日を謳歌している人々を責める気はないのだけど、何故横田さんご家族がめぐみさんとこの場で休日の公園のイベントを楽しめてないのだろう、としみじみ思った。平和・平穏な日々とそうでない日々とは、紙一重なのだということか。

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2006.05.25

悔しくて、悲しくてたまりません

 「工作船の暗い船底の壁をかきむしって『お母さん、助けて』と絶叫した娘をなぜいまだに助けられないのか、悔しくて、悲しくてたまりません……」

 北朝鮮拉致被害者である横田めぐみさんの母親、
横田早紀江さんの言葉。

 
 

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何故、拉致が許せないのか、多くを語る必要はない。横田さんの言葉で充分だと思う。あとは人としての倫理・良心そして想像力。5月28日は国民大集会
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2006.05.23

次の首相

 なんとなく福田氏が来る様な予感。アメリカで大物要人と会談していることがそれを裏付けているような。かみぽこ先生の分析にあるように福田氏は清和会を割ってまで立候補して安部氏と票を食い合うようなマネはしないだろう。逆もしかり。だから、出馬するとしたら安部氏が出馬しないことを表明したとき。つまり、そのような裏の約束が生じたとき。
 そういうのが既にあるんじゃないかという予感。でなければわざわざアメリカには行かないだろうしアメリカ政府のVIP達も合わないんじゃないだろうか。願わくば日本の国益に反するような変な約束をしてないでいてほしいものだ。

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2006.05.21

共謀罪に関して

 共謀罪に関して、結論から言えば総論で賛成。
 共謀罪に関する言論は書籍からブログまで幅広くあると思うが、その真贋の見分け方がある。それは「では予防的にテロ等の犯罪を防ぐにはどうすればよいのか」 これに対して対案のないのは偽者。反対のための反対。組織犯罪を予防的に未然に防ぐことの重要性に対してどう考えるかという視点がなく反対のための反対だけを行うということは日本がどうなろうと知ったこっちゃ無いということであり諸外国の工作員の息がかかっている言論であることを疑うに十分。
  結局のところ、運用面で権力の牙が庶民に向かう危険性はゼロにはならない。そのリスクを負ってでもオウムのようなテロ宗教団体や北朝鮮のマネーロンダリングや拉致を支援する団体とかをきちんと取り締まることを選択するかどうかという日本国民の判断に尽きる。オウムなど毒ガステロを行う危険性は実行するずいぶん前から指摘もされてきたし、公安もマークしていたが、結局サリンテロを未然に防止することはできなかった。そうなってから警察は何をしていた、とか騒いでも駄目なんだ。
 一方で民主主義とは如何に国家権力の暴走を抑える装置を作ることに腐心してきた歴史の結晶であるという点を考えれば、今回の法案も甘く考えてはいけないだろう。その成立要件や運用に関しては、しっかり監視することが良民の務め。

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2006.05.02

韓国良識派への期待2

 

この記事を読むと、割と良い傾向が韓国に出てきたように見えます。
 一部抜粋して引用すると以下のような内容

ソウル大教授「日本による収奪論は作られた神話」
 李教授「日帝(日本帝国主義)が韓国の米を供出、強制徴収したとされているが、実際には両国の米市場が統合されたことにより、経済的『輸出』の結果だった」
 客観的数値で見ても、奪われた土地は10%に過ぎなかったと説明している。李教授は韓国の歪曲された教科書で学んだせいか、反日感情の根がかなり深くなっていると話した。
 「私たちが植民地時代について知っている韓国人の集団的記憶は多くの場合、作られたもので、教育されたものだ」
 「植民地時期全体を見れば、労働力搾取だとか、状況が・・・その中に不法もあり、そうでなかった場合もあり、様々な次元があるため・・・こうした状況を通称し収奪と表現するのでしょう」
 李教授の理論にも一理あるとし、教科書を客観的に見るべきという声も少なくなかった

 左派で親北朝鮮、経済政策で失策を続けるノムヒョン大統領の支持率は20%台。反日を煽って政権維持に汲々とする現大統領は見限って、我々日本人は次の選挙で政権を取るかも知れない保守政党である現野党、及び韓国の良識派に期待する論調を強めていくのが正しい戦略だと思う。
 韓国世論の斜め上加減に怒りや軽蔑を示す動物的な反応はそろそろ棚じまいにする時期。意志疎通の困難さばかりを言上げするのも一種の排外主義なのだから。

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2006.03.03